
サンドブラスト ガラス彫刻技法(平彫り)とは?

サンドブラストを使ってガラス彫刻を行う際に、平彫りは基本中の基本の彫り方になります。
とても簡単に施すことが出来ます。
名入れやデザインを彫刻したり、露光フィルムを使っての彫刻でも標準的に使う技法です。
慣れてくれば、深く彫り込んだりする事も出来るようになります。
全てのガラス彫刻技法の基本になりますので、しっかりと身に付けられることをお勧めします。
平彫りの手順
ガラスの表面には油分など様々な汚れが付着しています。
汚れをふき取る前にマスキングを貼り付けてしますとガラスとマスキングが上手く張り付かず、
ブラスト中に取れてしまいます。
燃料用アルコールを適量ウエスに付けてガラスの汚れを綺麗にふき取って下さい。
燃料用アルコールは薬局で販売されています、500mlで300円〜500円くらいです、
ホームセンターでは販売されておりません、ご注意ください。
ガラスに予めカットを施したマスキングを貼り付けます。
細かなパーツが多い場合は、アプリケーションシートにいったん仮置きしてから貼り付けると綺麗に貼れます。
切り抜かれてガラスが見えている部分が削れて彫刻されます。
サンドブラストしない部分には養生テープでしっかりと覆います。
少しでも隙間があるとブラスト中に砂が入り込んでしまい、不必要な部分にもサンドブラストが掛ってしまいます。
ブラストミスを少なくするためにもしっかりと養生しましょう。
模様を入れたい部分にサンドブラストを施します。
綺麗に仕上げるコツは、ノズルをガラスに垂直にあてて、円を書くようにガンを回しながらブラストします。
ガンを左右に振るようにブラストしては行けません、左右に振るとノズルとガラスの距離が安定しないため
不均一な仕上がりに成ってしまうからです。
全てのサンドブラスト作業が終わったら、貼っていた養生テープとマスキングを剥がします。
エアーだけが出るエアーガンをお持ちなら、剥がす前に一度ガラス全体にエアーを吹き付けて
マスクの隙間などに残った余分な砂を吹き飛ばして置く良いです。
取り難い養生テープやマスキングはアートナイフなどを使って少しずつ綺麗に剥がします。
爪などでガリガリと擦ってしまうと、残った砂でガラスを傷つけてしまう場合があります、注意しましょう。
最後に水洗いをし、綺麗に拭きとって乾かせば完成です。
サンドブラスト加工業務のほとんどは「平彫り」です
サンドブラストを使って仕事を行う場合、その9割以上は平彫りで製作されています。
ガラス作家として凝った作品を作るのであれば、様々な技法を多用しますが、
名入れやデザイン入れ、ボトル彫刻などそのほとんどは平彫りで行う事になります。
とても簡単な技術ですが、早く綺麗に仕上げる練習をしておくと沢山の仕事をこなすことが出来ます。
ご質問お待ちしております
長年にわたり、サンドブラスト事業者・ガラス作家として活動してきた店主がサンドブラストについて
様々な技法を解説いたします。
初めての方からプロとして活躍されている方まで、遠慮なくお問い合わせください。
ご質問がございましたら遠慮なく当店までメール、お電話、ご来店にてお問い合わせくださいませ。
当店アクセスはこちら
![]() |
−サンドブラストで日本のものづくりを応援する− サンドブラスト工房 るり・あーと 〒754-0044 山口県山口市小郡大正町7番18号 TEL 083-972-1407 E−Mail ruriart@air.ocn.ne.jp 営業時間 10:00〜18:00(月曜日〜土曜日) |